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2004.08.13

浅田次郎『歩兵の本領』

歩兵の本領

浅田次郎という人は自衛隊にはいってたらしい。
ということでこの本は自衛隊の1970年ころのありようを描写する短編集なのだ。登場人物がかぶっていて、それがそれぞれの話の主人公によって偉く見えたり、変な奴だったりと、そこらへんは階級社会の面白さってのがある。

浅田次郎といえば泣かせの帝王というか、ともかくほろりとさせるテクニックを小憎たらしく駆使するが、どうも本人はまだ自衛隊から脱却できていないようで、一般人にはちょっと中途半端な書物になっているみたい。

とはいえ、人間模様はそれぞれに興味深く、さすがと思う個所もそこそこあったなぁ。

解説は五條 瑛で、まぁこの人も自衛隊にゆかりの人だ。
ということで、昨今のPKOあたりの事情とは1970年は違ってどうたらとかある。

だけどやっぱりちょっと一般市民とはずれてると思うな。
自衛隊というのがいかに中途半端な存在かというもどかしさみたいなものは、自衛隊の中に入ってしまえば、実際のところは、柵の外から見るよりは希薄なのかなと思ってしまった。

ということで中途半端だなぁと感じた一冊

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