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2006.06.25

ポール・T. シェアリング  プリズン・ブレイク

全身に刑務所脱獄のための情報を入れ墨して、無実の罪で死刑宣告されて収監されている兄のいる刑務所に潜入した脱獄物語。なかなか面白そうなストーリーなのだが、このノベライゼーション。最悪である。

棒読み。

抑揚なし。

画面思い浮かばず。

ただストーリーだけは面白そうだった。解説本として読むといいかもしれない。

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乙一 銃とチョコレート ミステリーランド

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406270580X/qid=1151235363/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-2253916-1270646

ミステリーランドというのは、ミステリ ジュブナイルのシリーズで、変形の箱つきの装丁に納められた、ちょっと昔、宝の地図などに魅入られた少年時代を送った人には手に取らざるを得ないような雰囲気を持っている。

ということで初めてこのシリーズを買ってみた。乙一の作品というとZOOが最近文庫化されているが、どうにも毒があるお菓子ってな感じであって、それこそこの本もまったくその通りの毒を感じられた。

舞台はヨーロッパのどこかの国のようである。怪盗ゴディバを追う名探偵ロイドの活躍が新聞紙上を連日にぎわしており、主人公の少年はいつかロイドとともにゴディバの謎を追ってみたいと思うような存在。主人公の少年はある日ゴディバの謎の一端となる地図を手に入れる。それをきっかけに彼はゴディバの謎を追うことに。

と書くと完全にジュヴナイルだが、そうはいかない。乙一なのである。主人公は移民の血が混じった混血だったりとか、ロイドは政府の社会不安対策だったとか、ぼろぼろと牧歌的な世界観が崩壊する。それでも少年の成長物語的な部分をくずさずにうまく描いていると思いますね。タイトルこそがこの本が少年の成長物語であることの証という趣向です。

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2006.06.11

宝島社文庫「プロレススキャンダル事件史」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479664511X/ref=pd_sim_dp_2/250-5118184-3386604

プロレス本。ミスター高橋の本は立ち読みして、ちょっとむかついたので買わなかった。このての本は、自分が儲かれば人はどうなってもいい的な臭いがして嫌いだ。

で、まぁこの本はそういう本がでてきちゃうような事情。プロレスの表に出しても最近は誰も見向きもしないのだが、ちょっと恥ずかしかったり、あぁそういう事もあったんだね的エピソードを積み重ねた本。

考えてみると、日本国内のプロレスはほぼ死滅していて、暴露しても影響力はないと思う。

だいたい考えてみると、IWGPの初代王座戦で猪木がホーガンに敗れ去ったあたりは見ていたが、その後の闘魂三銃士には一切乗れなくて、テリーゴディ、ジャンボ鶴田が肝炎で倒れたあたりでは既に見ていなかったわけで、プロレスというのは10年以上遠ざかっている。5年前くらいにWWF(現在のWWE)に出会って、結構見るようになった。WWEに出会ったのは新婚旅行で海外旅行したら、ちょうどステファニーが拉致られるあたりを放送していて、かえってきてCATVに契約してからはまったのであった。
シナリオがあることを全面に出して、シナリオの面白さを売っていたので、面白かったのだな。
あとはスターとしてのロックとSCSAの存在が大きい。いまだにロック様最高だなと思う。

というプロレス好きっぷりを自認するほどになってはいたが、さっぱり国内のプロレスは興味がなかった。毎週週刊プロレスあたりを立ち読みして、WWEの欄だけ読んで棚に帰していた訳だ。

国内のプロレスというのは、やはり猪木の作り上げた闘いのワンダーランドが異常に影響力をもっていて、タイガーマスクや長州藤波なども、その威光の延長戦上に、決して負けないプロレスを展開していたと思う。馬場さんのほうも似たり寄ったりで、衰えたとはいえ馬場がフォールされる場面などTV画面にはなかった。いちばん好きなレスラーはジャンボ鶴田だったなぁ。鶴田に猪木をつぶしてもらいたかった。まぁ今となっては....

などと思いでを振り返る本ですね。

あとはK−1とかPRIDEの終末もいつかはくるぞと予感させる本です。例えば何年か前のボブサップの件とかね。アングル組まれていたろう。たしかホーストがサップに負けたけど、拳が腫れてリタイアしたって件。TVカメラに向かって腫れた拳を見せていたけど、どう考えてもホーストに3回目のタイトルを取らせるためにやったアングルだったような。

真剣勝負。美しいが、あり得ない。それがTVの世界なんだろうなと思った。

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白岩 玄 野ブタ。をプロデュース

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309016839/qid=1150019559/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-5118184-3386604

学園もの。ドラマは見ていない。主人公は学園のわりと人気者。自分の頭の良さをちょっと隠してキャラクターを作って生活している。演技者。

で、ある日、デブで虐められっ子が転校してきて、なんとなく彼を人気者にしたくてプロデュースしてみることに。

という話が野ブタをプロデュースだ。

まぁ自分の子供の頃を考えても、こういうよくわからない自己充実化ってやってたよね。なんかこそばい本だった。しかしラストあたりは無惨。こんなのドラマにしちゃったんだねぇ。

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2006.06.06

久坂部 羊 無痛

リンク: Amazon.co.jp:無痛: 本.

なかなか味のある展開の本で、たしかにそうきたかとは思った。
前振りも結構効いていて、プロット的にも練られたものではある。

ただしちょっとアイデアに重きを置いた嫌いがあって、浮ついたところがある。
そこらへんで感情移入しにくい所もあるし、まぁ傑作では決してないという感じ。

ぐいぐいという引っ張り感はなく、プロットに向けて追い立てられるように読む感じだ。

まぁ作者に付き合ってやるか的読了感である。

ということで、面白くないわけでもないのだが、もう一歩期待できそうなのが裏切られたわけでもないのだが、不完全燃焼なのだ。

なにが足りないのか。まぁエロスとか?バイオレンスとか?テーマ性とか?


言ってみれば中途半端であったかなぁと、そういう事である。

で、ストーリーであるが、心神喪失状態での殺人は無罪という刑法の規定により、犯人を検挙できないというのが困ったねということで、それにかこつけて人を抹殺しちゃおうという犯人の意図を、どうにかできますかねぇ。もしくはできませんよねぇという物語である。そういうことで、ちょっと哀しい殺人者にはとうてい感情移入できやしません。

で、テーマ設定は面白いが、まぁ無常観あふれるテーマ設定で、いたし方がないよねって事でしか結末はとれない。

面白くないわけではないが、消化不良。ただそれにつきる。

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2006.06.04

変身 東野 圭吾  読了

変身読了。

これはちょっと若い感じかな。若干青臭さを感じました。

東野圭吾の作品はちょっとSFっぽい所があって、そこらへんを隠しきれない部分に非常に親近感を感じます。

ばりばり理系ってこともあるけど。

この作品は脳の一部を移植されちゃった青年が、だんだん性格が変わっていくので悩むという話。
予想以上にラストの部分が盛り上がってしまいましたが、はしょり過ぎず、細かすぎずで、あぁこういう展開かぁでほとんど終末が読めたところからギアチェンジをしているあたりに好感が持てます。

ただし、ベスト10には入るかもしれないけど、トップ3には入らないだろうなぁ的な作品でしょうか。

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