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2006.07.03

土肥 志穂 人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4809405435/qid=1151936658/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/503-8708250-6932740

のどかなフランスの田園地帯を駆け抜ける200台の自転車の色彩の本流。ツール・ド・フランスは世界最高の自転車レースだ。一日200km、トータル3500kmを21日間で走り総合タイムを競う競技。日々の一勝に、生涯誇れる価値を持ち、総合トップ=マイヨ・ジョーヌは国民の英雄と呼ばれる。

そんなツールの魅力を実に素直に垣間見せてくれるエッセイ。

ちょうど今年のツール開幕に合わせて出版されているため、アームストロングの強さと、その陰に見え隠れした人間模様に1/3程度、職人達の生き様に1/3程度。ツールの素晴らしさを残りで語る構成になっており、ウルリッヒがドラッグ関係で出場停止である以上、ちょっとバランスが悪い気がする。去年のツールを見終わった後くらいに読むとよかったろうな。実際ウルリッヒがアームストロングの後を追うものとしてNo.1を奪うであろうというのが衆目の一致する所だったし、実際問題アームストロングに立ち向かうハートを持った選手としては、やはりウルリッヒが来るだろうと思っていたのだ!!

まぁそれはおいておいても、ツールって何が面白いの?という向きには是非一読を勧めたい本である。ただし薄いので、一瞬で読み終わってしまうのが難点。ツールの魅力は数晩かかっても語り尽くせるものではないのだから。

個人の体力の極限、チーム戦略。山岳地帯での死にものぐるいのアタック、日々のゴールをかけた壮絶なスプリント、去って行く人、輝く人、敗れ去った人、なにもかもが美しい、フランスの伝統。

いやはや語り尽くすのにはやはりまだまだ足りないのでは。

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