« 2006年5月21日 - 2006年5月27日 | トップページ | 2006年6月11日 - 2006年6月17日 »

2006.06.06

久坂部 羊 無痛

リンク: Amazon.co.jp:無痛: 本.

なかなか味のある展開の本で、たしかにそうきたかとは思った。
前振りも結構効いていて、プロット的にも練られたものではある。

ただしちょっとアイデアに重きを置いた嫌いがあって、浮ついたところがある。
そこらへんで感情移入しにくい所もあるし、まぁ傑作では決してないという感じ。

ぐいぐいという引っ張り感はなく、プロットに向けて追い立てられるように読む感じだ。

まぁ作者に付き合ってやるか的読了感である。

ということで、面白くないわけでもないのだが、もう一歩期待できそうなのが裏切られたわけでもないのだが、不完全燃焼なのだ。

なにが足りないのか。まぁエロスとか?バイオレンスとか?テーマ性とか?


言ってみれば中途半端であったかなぁと、そういう事である。

で、ストーリーであるが、心神喪失状態での殺人は無罪という刑法の規定により、犯人を検挙できないというのが困ったねということで、それにかこつけて人を抹殺しちゃおうという犯人の意図を、どうにかできますかねぇ。もしくはできませんよねぇという物語である。そういうことで、ちょっと哀しい殺人者にはとうてい感情移入できやしません。

で、テーマ設定は面白いが、まぁ無常観あふれるテーマ設定で、いたし方がないよねって事でしか結末はとれない。

面白くないわけではないが、消化不良。ただそれにつきる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.06.04

変身 東野 圭吾  読了

変身読了。

これはちょっと若い感じかな。若干青臭さを感じました。

東野圭吾の作品はちょっとSFっぽい所があって、そこらへんを隠しきれない部分に非常に親近感を感じます。

ばりばり理系ってこともあるけど。

この作品は脳の一部を移植されちゃった青年が、だんだん性格が変わっていくので悩むという話。
予想以上にラストの部分が盛り上がってしまいましたが、はしょり過ぎず、細かすぎずで、あぁこういう展開かぁでほとんど終末が読めたところからギアチェンジをしているあたりに好感が持てます。

ただし、ベスト10には入るかもしれないけど、トップ3には入らないだろうなぁ的な作品でしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年5月21日 - 2006年5月27日 | トップページ | 2006年6月11日 - 2006年6月17日 »