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2007.12.22

チーム・バチスタの栄光 海堂 尊

リンク: Amazon.co.jp: チーム・バチスタの栄光: 本: 海堂 尊.

映画化とかで話題のチーム・バチスタの栄光を読んだ。

高学歴ワーキングプアを読んだ所だったので、大学病院の序列とか、講師とまりとかの立場の悲哀が解りやすくて読めたという所もあり、楽しめた。

心臓移植待ちの人に副因をなす、バチスタ手術というのがあって、心臓疾患の一部で、自分の心臓の一部を切除することで、心臓移植しなくても直すという手術のことだそうな。

で、一端心臓を殺して人工心臓で生命維持している間に心臓を再構築し、再接続して心臓を再起動するという、そういう手術のため、大変リスクが高く、成功率6割程度だということだ。

でもって、とある地方大学に28回連続成功という奇跡的な外科チームがあり、それが人呼んでチームバチスタ、しかし突然3回の失敗に見舞われる。

主人公の窓際心療内科医は、院長から依頼を受け、おウザーバートしてこの失敗が事故なのか、偶然なのか、殺人なのかを調べる事にって話

まぁ濃密な人間ドラマは一部しらこくもあるが、なかなか面白かった。

途中出てくる厚生省の役人はちょっときもかったなぁ。あれが榎津探偵なら面白かったろうに

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2007.12.20

宇宙で一番美しい周期表入門 小谷 太郎

リンク: Amazon.co.jp: 宇宙で一番美しい周期表入門 (青春新書INTELLIGENCE 187): 本: 小谷 太郎.


メンデレーエフに始まる、周期律表というツールで、元素の成り立ちを紐解いて、いや実際世界ってどうやって構成されているんだろうか?って所まで踏み込んで、旅をさせてくれるよい本でした。遷移金属とか、なんでそうなっているんかというのは、大学のときにならったんだけど、さっぱり忘れていましたが、興味深く思い出すことができました。よい本ですな。

ただし金属とか興味ある部分はちょっと希薄だった気がする。まぁ私がマニアックすぎるのかもしれない。

とかで、最近ノンフィクションを読み漁っております。

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ホンダの価値観―原点から守り続けるDNA 田中 詔一

リンク: Amazon.co.jp: ホンダの価値観―原点から守り続けるDNA (角川oneテーマ21 C 141): 本: 田中 詔一.

まぁホンダって凄い魅力的な会社なんだなと感じる本でした。考えてみると、今までの社長がすべてレースとなんらかのかかわりがあるってな事を誇らしげに、しかし実際そうなんだが、まぁそうなっているということが、特異性を特に示していると思います。

世界で450万台くらいかな?やはり台頭しているわけで、軽もつくってんだし、インドやらでも食っていけるんだろうし、この会社の未来は明るそう。

まぁでもそんなバラ色の企業なんてないわけで、駄目な点もあるはずなんだけど、あまりこの本からはそういう駄目なところは見えてこなかった。

そういう意味ではつまらない本かもしれない。でもホンダに就職したい人にはいい本かも。

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高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 水月 昭道

リンク: Amazon.co.jp: 高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書): 本: 水月 昭道.

最近よく耳にする、ドクター取ったが職がないの警鐘本。いや実に暗いテーマだ。

企業人としてのこれまでの経験で言うと、博士の人は専門分野に強いが、専門分野外だと急に興味をなくし、結局問題解決に至るまでに、その人の専門だけではなしえない場合、他人事風に捉える傾向がある。すなわち単独で問題解決できるケースが非常に少ない。このような人材が企業に取って有用な場面は少ない。特に専門分野に特化して突破していける例は非常に稀だという実感を持っているし、要は日立などのドクターを大切にすると言われている企業以外では、なかなか辛いだろうなという観測をしており、変わり身が効かない博士取得者は、概ね学歴に見合った成果を発揮できていないように思う。

そういう僕の実感の中でこの本を読むと、なんか非常にむなしい感触であった。

要点は、大学および文科省が、学生数確保しないと大学の経営が成り立たないようになるので、大学院を基本とし、学力や成果の大幅向上を狙うといううたい文句の元、また就職難の時代でもあり、学生を大学院にどんどん行かせたと。

で、博士を取って行き場所のない人や、博士を取る前に挫折した人が数万人くらいいたりする変な世の中になっちゃったんじゃないの?という問題提起の本なのである。

あぁ不幸ですね、こんな日本は。

しかし余裕なく様々な問題解決を次々と迫られている、そしてその解決を複数の人間のチームワークでこなすという企業という世界と、専門を極めて、俺が世界一だと唱えることを目的とした大学の研究の世界とは、やはりベクトルがずれていると思う。

まぁ日本の教育のあり方が、企業で必要な即戦力を供給する場ではなくなったということもあるなぁとか思った。すなわち、雇用できる人員に対して解決すべき問題が多数であり専門に特化して解決できるような問題が少なくなったために、専門家など役に立たなくなっている実態があると思う。

ということで、自分で言うのもなんだが、何でも屋の時代になっているなぁと思ったしだい。複数の学科を渡り歩いたくらいの博士なら使えるかもとは思うが、そんな人いないしね。なんか大学の先生の思いと企業の構成員の思いもずれているなぁと思うし。

しかしこのまま放置していてもなぁという感じ。

そうだなぁ。うちの会社でポスドクの人とか来てもらって講義とかしてもらったら、ちょっとは有効利用できるんだろうか?と、すでに実務能力がないという悲観的な見方をしている。まぁ産学連携ってむずかしいですよ。

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