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2009.01.25

ガラパゴス化する日本の製造業: 宮崎 智彦

リンク: ガラパゴス化する日本の製造業.

主張としては、なぜ日本の携帯電話産業は世界で負けているのか、なぜパソコンなどで駆逐され、液晶できっちりしてやられつつあり、太陽電池でも一位を奪われたのかという所に対して、アメリカのビジネスモデルにやられているという事を言われている。

水平分業と垂直統合を比較して、水平分業の良さというのは、目的をしっかりもって、専業をやる。とことんやる。するとオーバーヘッドが非常に下がる。ようは垂直統合やると開発人員が水平分業の5とか8とか下手すると10倍くらいかかるわけで、それに対して水平分業の専門メーカーは、人件費が少なくてよい分損益分岐点が低いという主張だ。しかも同じ材料をつかって、装置も同程度のものを使ってくるので、品質もそれなりのものを実現でき、それで規模を取られたら勝てる訳がないということだ。

まぁ法人税が下がる見込みもなさそうだし、たしかに日本で垂直統合やっていて、やっていられる限界というのは20年ないような気がする。

自動車産業が衰退するには、エンジン、トランスミッション、シャシーのモジュール化が起きたとき、すぐやってくるだろう、そんな寒気のする予想が簡単にできてしまう内容。

まぁトーンとしては擦り合わせ型VSモジュール型という分類で、擦り合わせ型は食って行けると書いてある。が、しかし今モジュール型の製品も、昔は擦り合せ型だった事は間違いないのだが、そういう危機感を煽るところまではトドメを刺さないという本であった。そこは物足りない気がしたが。

という所で、もの作り企業につとめる私として、何をしたらいいのか、それは難しい問題があるなぁ。20年後、今の会社残っているんだろうか?

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「脳にいいこと」だけをやりなさい!: マーシー・シャイモフ, 茂木健一郎

「脳にいいこと」だけをやりなさい!


趣旨としては、人間という生き物は、色んな状況におかれた時の幸福度というのが、どんなに幸せな状況でも100%にならないし、どんなに不幸でも0%にならない。すなわち、ある程度の幸福度で飽和する。逆に言えば、どんな悲惨な状況でも前向きに生きれば幸福を感じられるし、どんな幸福な状況でも究極的には満たされない。ということで、不幸そうな状況でも幸福そうな状況でも、前向きに生きて行けるかどうかは、あまり状況に依存しないという事が可能な生き物だという主張なのである。

それは確かに帯にしっかり書いてあるコペルニクス的転換という意味だろう。

たしかに納得できる主張だし、実際強力な構築なので、しっかり納得してしまった。まぁというか元々メゲる質の人間ではないので、補強くらいなのではありますが。

帯を観て作者が外国の方だとは気づきませんでした。そういう出版社の嫌な面を感じましたが。でもまぁ幸福にいきましょう。

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