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2010.05.15

ミレニアム2 上 火と戯れる女

リンク: Amazon.co.jp: ミレニアム2 上 火と戯れる女: スティーグ・ラーソン, ヘレンハルメ美穂, 山田美明: 本.

衝撃の終盤を含め堪能できた。本作はリスベット・サランデルが逃亡者となる前半と、事態が動き出す後半で、静と動の対比がすばらしく、読み応えがあった。

ただし、ミレニアム3への布石的な処理が多い点が若干残念かも。まぁそれにしても、終盤の展開は素晴らしい。衝撃的だし、意表をつかれたわりに突き放された感よりも、なんとかしてくれ的読者の熱望に答える展開で、実に引き込まれた。

いやはやたいしたものである。実に周到に組み込まれた展開ではないか。まったく。

おそるべき作者。惜しい事である。

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2010.05.09

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 スティーグ・ラーソン

リンク: Amazon.co.jp: ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上: スティーグ・ラーソン, ヘレンハルメ美穂, 岩澤雅利: 本.

みかげさん大絶賛の本書、図書館で予約する事数ヶ月、ようやくGW直前にゲットしたので読んでみた。

装丁的にシドニィシェルダン系なので、まぁ基本その路線で(すなわち女性読者を意識した、共感の持てる主人公)、また、かなり謎解きの部分もアグレッシブに深みのある構成で、まずミステリとして素晴らしい。そして、人物像も、実に微妙で面白い。
すなわち、主人公のリスベット・サランデルは、タトゥーやピアスだらけという外観と、その脅迫観点的な思考形態とはうらはらに、がしっと読者のハートをゲットする奇跡的な人物像なのである。

そしてフィンランド風?のエロスが素晴らしい(素晴らしいとか褒めていいのかためらわれる内容ではあるが)シドニィ・シェルダンとの最大の違いはここではなかろうか。基本、男の主人公はあらゆる女性登場人物と寝るし、女の主人公は純真無垢であるし。いはやは。

そしてストーリー展開が素晴らしい。クーンツもかくやというエンターテイメントものの王道的展開なのである。

そのうえ、作者が三部作を書いた後に亡くなっているというこの強烈な状況のインパクト。あぁなんともったいないことよ。

ということで、大絶賛で2と3を即購入しました。

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