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2011.11.12

スティーブ・ジョブズ I: ウォルター・アイザックソン, 井口 耕二: 本

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書籍ではなく、電子書籍で読んだ。電子書籍だと多少安いし、電子書籍の方が、ジョブズが目指した、デジタルハブの世界に近いと感じた。

まぁ波瀾万丈という形容詞は当然適用できるだろう。アップルからの追放、ピクサーを無名から一気にヒットメイカーに躍進させ、NEXTをアップルに買収させ、アップルに復帰、iMacでマックを再構築し、音楽ビジネスを再定義。電話を再発明し、コンピュータの役割を再設定した。ソニーも凄いが、その5倍以上は凄いだろう。最大の功績としてアップルという永続的企業を完成させたとある。

まぁこういう人は、近年稀に見る偉人ではあるのだが、ITを発明した一連の偉人達に対して、どのくらい抜きん出た存在であったのかは、他の人たちが死んでからわかるだろう。

妥協を知らないという点で突出した成果を得たし(ウォズニアックでは無償だったAppleIIという素材に対して、ビジネスセンスを発揮する事で金銭的なリターンを確実なものにした事や、ピクサーをディズニーに圧倒的な立場で売りつけた)世間にマッキントッシュや、iTunes、iPhoneを提供するという、発明家であった。

そのようなジョブズの姿を、ある種英雄として、そして奇人として、オブラートをあまり被せず、厳しく、美しく描き出している。ジョブズの希望も受けての執筆であったという点が、そのような本人に対する攻撃的側面を弱めなかったという所が素晴らしい所である。

なかなか読み応えがありました。

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