ジェノサイド: 高野 和明
このミス一位の意味がわからないけどね。
さてコンゴに派遣される傭兵チーム、日本で急死した父からのメッセージの謎を追う大学院生、アメリカで政権に密着して事件を見守る学者、などが主人公。なんというか、臨場感といい、スケールといい、けた違いですね。いいものを読ませていただきました。
人間という種族は、そうですね、いまだに全人類を何十回も皆殺しにできる武器に密かに見守られながら暮らしていたりするとか、いろいろと問題点を提起しています。
AK47という銃が出てきますが、これにはかなり象徴的な感じを受けました。この銃は壊れにくく、安く作れるという、貧者の銃、革命の銃なのですね。そのような革命の銃を携えた傭兵達が人類に対する革命を起こす。なんとも象徴的だと思いました。
まぁ実際、スケールが大きい点が比類なく、好印象でした。
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