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2012.02.11

七尾 与史  失踪トロピカル

七尾 与史  失踪トロピカル (徳間文庫)

他のコミカルな雰囲気と異なってシリアスにひたすら痛い作品でした。ここまで読んで、ドS刑事あたりが読み応え十分という感じに思えました。死亡フラグが立ちましたも面白いけどね。に

さて、バンコクで突然いなくなった恋人を探して、とんでもなくダークな世界に飛び込んで行くってな話。描写の凄みがあんまり感じられないのは、他を読んだ後だったからなのか、それとも本質的に作者が優しいからなのか。まぁ優しくはないわな。

バンコクという舞台で闇の世界を縦横無尽に引っ張りだす、そういう狙いは成功しているとは思いました。

単に痛いだけだと、それは読みたいものではないと思ってしまいますね。まぁそういう痛い本でした。

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2012.02.06

七尾 与史 ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件
美女にして刑事一課捜査官、父親は警察庁高官。死体を見る事をなによりの楽しみとしている、みたいな登場人物にフォーカスしたタイトルだが、主人公は違ったりするし、タイトルから想像できないが、本格系なのであった。

完全に本格的文法でストーリーが構築されている。こやつが怪しいんじゃ的犯人登場とか、結末の後での後日談でお掃除的展開まで見事に本格。

でもって、タイトルとドS刑事が、となると浮きまくり。

「どんだけツンデレなんだよ」という台詞が出てきましたが、なんか無理矢理感とか、本当にこれが書きたかったものなのか?的な違和感満載でした。

もっとドSに徹してもらわないと、このタイトルに期待した買った人の思いを汲み取りきれてないヤン的な所が悔やまれますね。

次回作があるとは思えないが、せっかくのキャラクター(七尾作品はどれもキャラクターは立っていると思います)がもったいない気がします。

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2012.02.05

七尾 与史  死亡フラグが立ちました!

七尾 与史  死亡フラグが立ちました!

かなり面白かった。解説にあるように、ちょっとダラケル部分もあるが許容範囲には収まっていると思う。
史上最強の暗殺者「死神」のターゲットになると、トランプのジョーカーのカードが送られて来て、一日以内にどう考えても他殺を思えない状況で殺されてしまうという話。

売れないライターやら女優やら引退寸前の刑事とその弟子の新人刑事とか群像ものにしすぎの趣ですね。アイデア勝負ならアイデアだけでいいじゃん。ダブル主人公的展開が持ち味のようだが、消化不良のような気がする。複数の主人公軸を立てるなら、謎は複数おいておいて、最後に合体するとか、そういう巧い本を僕は読みすぎているんだな、と思いましたが。

まぁそこはおいておくと、ドタバタしてて読んでて面白い本でした。

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大沢在昌 鮫島の貌

鮫島の貌 新宿鮫短編集

なんというか、ここまで印象に残らない本もめずらしいくらい感想がない。

何を読んだのか覚えていないくらい。

両津とか、冴羽〓とか、登場するんですが、そうからむわけもないから出て来ただけだったし。

バーゲンセール的?ともあれ、ここまで出してくるという事は、シリーズ終ってくれる予感ですね。それしか期待してないです。終らずに終ったシリーズも多いですから。

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大沢在昌 新宿鮫 絆回廊

絆回廊 新宿鮫Ⅹ

久しぶりに新宿鮫の長編を読んだ。なんも進まないんじゃないの?と甘く考えていたら、驚きの大展開。
まぁもうすぐ終るんでしょうか?舞台は整ったな感ありまくりです。短編集も出ていますし。

それにしても、登場人物がモノトーンでどうもいけない。踵落としバリの華がないと、なかなか盛り上がらないじゃないですか。なんか中途半端に終ってしまった印象。まぁそこはフォーカスしていないからね、という話だったのかもしれない。

でもそうだとすると、すぐ続きを出してもらわないとどうしようもない。でもって、どう考えても、鮫の持っているネタがオープンになってどうのこうのという展開はあり得ない気がするので、だいたい見えている。最後、死ぬのか的な終り方以外ないでしょう。となると、最後もあまり読みたいわけでもないよなぁ。

男達の挽歌的展開に行き着くのか、それとも警官である事にこだわり続けるのか。どっちかね。

あと、昇進しちゃう的展開だけはやめてほしい。

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